令和2年12月8日、阿久比町議会は第4回定例会を開会した。
議長の瀧塚政明氏が開会を宣言し、出席議員13名が確認された。
最初に、澤田道孝議員の体調不良による欠席が報告された。
会期は12月21日までの14日間に決定された。議会では、13件の議案が提案され、主に地域計画や保険制度に関する内容が多い。
中でも注目されるのは、議案第53号の「第6次阿久比町総合計画基本構想の策定」である。
これは、町民憲章の考えを基に、次の10年間の計画を示すものである。
町長の竹内啓二氏は、この計画を通じて、子どもたちが誇りを持ち、自然と調和する町づくりを進めていくと述べた。具体的には、「輝く子どもたちを みどりが包むまち・あぐい」という理念の下、持続可能な地域作りを目指す。国際的な目標であるSDGsに沿った取り組みも掲げられた。
また、議案第54号の国民健康保険税条例の一部改正も扱われる。
民生部長の関真人氏は、法改正に基づく軽減判定基準の変更について説明し、適切な運用を示唆した。
議案第55号は介護保険条例の改正を含む。
これにより、法改正に基づく保険料関連の見直しが行われる。さらに、議案第56号では愛知県市町村職員退職手当組合の規約変更についても承認される見通しである。
この他にも、複数の補正予算案が提案された。
新型コロナウイルスの影響を考慮し、特別な支援策が継続的に講じられていることが確認された。特に、ひとり親世帯への給付金や水道料金の減免措置が強調された。
次回の本会議は、12月11日に予定されており、提案議案に対する質疑が行われることになっている。議論が紛糾するのか、注目が集まる。