令和元年9月24日、阿久比町議会第3回定例会が行われ、20を超える議案及び請願が議題として上程された。
特に注目されたのは、議案第37号の阿久比町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定に関する質疑である。総務建設委員長の大村文俊氏は、報告の中で、パートタイム会計年度任用職員についての改善策が言及され、期末手当支給による増加額が約4800万円に上る見込みであるとした。どのような形で職員給与が変動するのか、具体的な影響も気になるところである。
また、議案第39号の阿久比町印鑑条例の一部改正についても挙げられた。文教厚生委員長の山本恭久氏は、印鑑登録証明書に旧姓が併記される必要性が推進されている背景について、女性活躍推進の閣議決定を踏まえたものであると述べた。これにより、印鑑登録制度の柔軟性が期待されている。
次に、重度障がい者に関する請願第1号については、議論が交わされたが、賛否が分かれる結果に至った。請願者からの強い要望がある中、委員会での討論は賛成3名、反対3名と同数であったため、委員長の権限により不採択が決定された。この結果には町民の反応も分かれることが予想される。
さらに、意見書案第1号においては、義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充が強く求められた。教育に関する様々な課題への対応が急務とされ、特に少人数学級の推進が話題となった。どのように計画が進むのか、今後の動向が注視される。