令和5年12月11日、阿久比町議会で住民サービスや環境保護などに関する重要な議論が行われた。特にデジタル技術の活用や太陽光発電設備の管理が注目された。
鈴村算久議員は、デジタル技術を利活用した住民サービスの向上について質問し、特に「阿久比町ICT活用計画」の成果と課題を挙げた。町長の田中清高氏は、この計画が新型コロナウイルス感染症の影響に対して迅速に対応できたことを強調した。特にAI技術の活用で、特別定額給付金の給付業務において職員の業務時間を1140時間削減できたと述べた。
次に、議会では太陽光発電設備の管理についても意見が交わされた。新美加寿奈議員は、太陽光発電施工のガイドラインを考慮した上で、地域住民の合意形成を求める発言があった。小野寺哲哉建設経済部長は、現在403件の太陽光発電設備が設置されており、今後の施策の必要性を訴えた。
続いて、白沢ホタルの里での竹灯籠施策に関して、安全対策の見直しを求める声が挙がった。小柳みゆき議員は、地域住民への影響を考慮し、観光業界との連携を強化するよう提案した。アグナビアプリなどのデジタル施策についても話題に上り、住民サービスの向上が望まれる。
本議会を通じて、デジタル技術の活用や環境施策が重要なテーマとして浮き彫りになった。人材育成や地域との協力を進めることで、住民サービスの質を高めることが期待されている。