令和2年3月10日、阿久比町議会第1回定例会が開かれた。
本会議では、令和2年度の各種予算について審議が行われる中、特に一般会計予算が大きな焦点となった。議長の瀧塚政明氏が開会を告げ、出席議員14名が確認され、会議は開始された。
今回上程された議案のひとつ、令和2年度阿久比町一般会計予算については質疑が行われ、特に発言は見られなかったが、先に進むべきとの声が多数あった。竹内啓二町長は「各所管の常任委員会に付託したい」と強調し、全議員の同意を得て付託が決定された。
続いて、国民健康保険特別会計予算、介護保険特別会計予算、後期高齢者医療特別会計予算といった他の議案についても同様の流れで質疑なしで進行した。議事は議案毎に質疑を行った後、各予算を適切な委員会に付託することが協議された。
この日では、特に令和元年度の一般会計補正予算も議題に上がり、町長が提案理由を説明。総務部長の大久保英俊氏が具体的な変更点を示しながら、歳入歳出の調整について詳しく述べた。特に、消費税増税に伴うプレミアム付商品券事業の状況について質疑応答があった。
「子育て世帯の購入率は71.5%に対し、非課税世帯は37.4%と依然として低調である」との指摘があり、負担軽減策に対する効果が疑問視された。質問者の渡辺功氏は、「手続きが煩雑で諦める人も多い」とその背景を解説し、改善すべきと訴えた。