令和4年6月1日、阿久比町議会第2回定例会が開催された。
会議では、議事日程に沿って複数の議案が取り上げられた。最初に会議録署名議員の指名が行われ、石川英治議員と山本良輔議員が選任された。
続いて会期が決定され、6月15日までの15日間とすることが確認された。
会議は議案第34号に移り、阿久比町使用料条例の一部改正が提案された。町長の竹内啓二氏は、「施設使用料の一部を改正するため」と説明を始めた。具体的には、スポーツ村交流センターの相談室、応接室、会議室、研究室に乳幼児用の空調設備を整えた結果、使用料に20%の増加が必要となるという内容であった。教育部長の中川学氏も、具体的な改正内容を示しながら説明を加えた。
次に、議案第35号、令和4年度阿久比町一般会計補正予算が議題に上る。こちらの補正予算は472万2,000円の増額を予定しており、主にがん患者への支援や農業委員会の情報収集業務の効率化を図るために利用される。特に、医療用ウィッグの購入など、社会参加を促進する目的も含まれている。町長はこの補正予算についても前向きな姿勢で説明した。
最後に、議案第36号としてトイレトレーラーの購入契約についても提案があり、町長の竹内啓二氏は「災害用トイレトレーラー購入のため」と述べ、契約金額が2,184万6,000円であることを伝えた。
このトイレトレーラーの購入は、災害時に備えた重要な措置であり、町の防災力向上に寄与することが期待される。議案の質疑は6日の本会議で行われることが決定された。
また、議会からの諸般の報告があり、令和3年度の会計予算の繰越明許費や監査結果、陳情に関する報告も配布された。
なお、次回の本会議は2日木曜日に開催されることが案内され、午前10時13分に散会した。