令和2年12月21日、阿久比町議会は第4回定例会を開催し、様々な議案が審議された。
特に注目されるのは、第53号議案として提出された第6次阿久比町総合計画基本構想の策定についてである。この基本構想は、町の施策の方向性を10年間にわたり示すものであり、今後の具体的施策は実施計画を通じて明示される予定だと、総務建設委員長の大村文俊氏が報告した。
また、計画の策定において、住民の意識調査の重要性も強調され、回答率40%の改善に向けた今後の周知活動にも取り組む意向が示された。町の意向を反映させたこの政策への賛同が各議員から挙がり、原案通り可決された。
続いて、議案第54号の阿久比町国民健康保険税条例の一部改正、第55号の介護保険条例の一部改正も同様に、文教厚生委員会から伝えられ、全ての議案が全会一致で可決された。
さらに、地域の安全について言及した意見書案第4号では、防災・減災・国土強靭化を強く推進する必要性が訴えられた。議案は賛成意見のもと、原案通りの提出が決定された。
特に大村文俊氏が提案した意見書は、自然災害が頻発する昨今において、国に対し防災対策を強化するよう求めるものである。これは阿久比町の地域団体が取り組むべき緊急の課題であると思われる。
最後に、意見書案第5号には、核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める内容が盛り込まれ、石川英治氏による代読が行われた。この条約は世界的にも重要な問題であり、各議員からの賛同を受けて提出が全会一致で決定された。
以上のように、本議会では多くの重要案件が審議され、住民の声を反映した施策の推進が確認された。