令和5年9月6日、阿久比町議会第3回定例会が開催され、重要な議案が審議された。
会期の決定が行われ、今期定例会の会期は9月22日までの17日間と決まった。
町長の田中清高氏は、様々な報告を行い、町制70周年を迎えたことを強調した。記念事業は多岐にわたるもので、具体的には春には「農業まつり」、夏には「盆踊り大会」といったイベントを紹介した。特に「阿久比スポーツ村」構想についても触れ、今後の発展を目指していく考えを示した。
重要な議案の中で、特に「議案第31号 阿久比町平和のまち宣言」が注目を集める。町長はこの宣言を通じて、核兵器の廃絶を目指す意義を強調し、町民の理解と協力を求めた。議員の新美加寿奈氏からは、平和のまち宣言において非核の文字が入らないことに関する懸念が示されたが、町長は多様な平和宣言を掲げる意図を説明した。さらに、議線においても賛成討論が行われ、町の非核平和実現に対する思いが確認され、新たな一歩として再評価が求められた。
また、「議案第30号 工事請負契約の締結」に関しても採決が行われ、6,556万円の契約が決定した。今後の道路改良工事に向けた重要な一歩とされ、新たなインフラ整備による町の発展が期待される。
続いて、個人番号の利用に関する条例改正や複数の補正予算案も審議され、个々の施策の充実を図ることが確認された。特に、義務教育における医療費支援や子育て世帯に対する補助が増額され、地域社会の安定を目指す施策が実行される意義が強調された。
最後に、全ての議案が賛成多数で可決され、町の未来に向けた意思決定が固まった。