令和4年6月15日に開催された阿久比町議会第2回定例会では、複数の重要議案が審議された。
特に、阿久比町使用料条例については、文教厚生委員会からの報告が行われた。委員長の石川英治氏は、「使用料の金額は各市町の状況や社会情勢を考慮して決定している」と説明し、今後の見直しを示唆した。
次に、令和4年度阿久比町一般会計補正予算第2号が議題に上がり、都築清子総務建設委員長が詳細を報告した。この補正予算には、公園維持管理費の補助金や農業委員会活動費が含まれており、同委員長は「愛知県の『あいち森と緑づくり事業』が推進された結果、申請件数が増加した」と述べた。
また、令和4年度一般会計補正予算第3号についても、町長の竹内啓二氏が提案理由を説明した。歳入歳出予算の総額に約1338万円が追加され、歳入歳出予算の総額は104億8732万3000円となる。
さらに、阿久比中学校校舎の増築工事に関する工事請負契約も承認された。契約金額は4億480万円で、町長はこの事業の実施が教育環境の改善に寄与すると強調した。
このほか、諮問第1号として人権擁護委員の推薦も議題となり、その推薦に対する議会の意見も確認され、全会一致で適任であると決議された。さらに、各委員会の閉会中の継続調査に関する申し出も全議員の賛成で承認された。
最終的に、全ての付議案件は承認され、令和4年阿久比町議会第2回定例会は午前10時37分に閉会した。今後の町政運営において、これらの議案の実施が期待される。