令和元年6月12日、阿久比町議会の第2回定例会が開催され、重要な議案が審議された。
議題には、児童発達支援事業所の設置及び管理に関する条例の制定や、阿久比町税条例の一部改正が含まれた。議長の瀧塚政明氏は、これらの議案について質疑が行われることを宣言したが、質疑応答は行われなかった。
また、阿久比町介護保険の条例改正、一般会計補正予算や国民健康保険特別会計の補正予算など、財政に関わる重要な議案も提案された。それぞれの議案は、関係する委員会に付託され、議論を続けることになった。
特に注目されたのは、議長不信任決議案である。この案は、議員の澤田道孝氏によって提出された。澤田氏は、議長が理事者側に偏った運営をしたとして不信任を求めた。彼は、議長の判断が議会運営に害を及ぼすと強調した。
議論は激しく、反対意見も相次いだ。新美三喜雄氏は、議長の采配は各議員の不満を生むものであり、議会としてのルールに従うべきであると述べた。議論の末、決議案は少数の賛成で否決された。
議長は定例会の終了を告げ、次回会議が6月24日に開かれることを伝えた。議会は、町民の声を反映させるため、引き続き真摯に取り組む姿勢を示している。