令和3年12月3日、阿久比町議会第4回定例会が開催された。
本会議では、会期が12月17日までの15日間と決定された。この決定は、議事の円滑な進行を図るものである。
主要な議案として、使用料条例および国民健康保険条例の一部改正が提出された。町長の竹内啓二氏は、使用料条例改正の背景について言及した。これにより、新たに設置される阿久比スポーツ村の交流センターに伴う使用料が定められる。教育部長の中川学氏は、具体的な改正内容を説明し、各施設の使用料についてふれた。
また、国民健康保険条例に関する改正も行われる。この改正により、出産育児一時金が40万4,000円から40万8,000円に引き上げられることが報告された。民生部長の関真人氏が詳細を説明し、支給額の維持が図られることが強調された。
これに加え、令和3年度一般会計補正予算が提案された。補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた行事の中止に伴う財源確保を目的とした。総務部長の大久保英俊氏は、歳入歳出予算の各項目を詳しく説明し、新たに計上される2億6,352万9,000円の追加予算が明らかになった。
特別会計に関しては、国民健康保険特別会計の補正予算についても説明があった。民生部長の関氏は、療養給付費に関する増額について述べ、保険基盤安定負担金の確定が影響していると報告した。
また、後期高齢者医療特別会計の補正予算も提出され、増額の理由について説明された。その際、広域連合負担金の調整が行われることが説明された。
水道事業会計には372万5,000円の減額が行われ、下水道事業会計については73万円の増額となる予定である。建設経済部長の小野寺哲哉氏が具体的な内容について説明し、特に水道事業の漏水対応に関する支出について述べた。
最後に、全ての議案に対する質疑は、次回の本会議にて行われることが確認された。議長の渡辺功氏は、次回会議の日程を告知し、開催を宣言して散会した。