令和3年10月8日に開催された阿久比町議会第5回臨時会では、議案の審議が行われた。
議会は午前10時に開会し、出席した議員は13名であった。議長の渡辺 功氏の司会により、まず会議録署名議員が指名された。次に、会期は本日1日間と決定されたことが報告された。
続いて、議案第43号、令和3年度阿久比町一般会計補正予算(第6号)が議題に上がり、町長の竹内 啓二氏が提案理由を説明した。この補正予算は、歳入歳出予算の総額に2,206万2,000円を追加し、総額を97億7,287万円とするものである。また、補正の具体的な内容として、感染症対策に係る施策が主に取り上げられた。
総務部長の大久保 英俊氏が詳しく説明し、新型コロナウイルス関連の補助金として、様々な経費が計上されたことが明らかになった。例えば、役場には高性能の空気清浄機が購入され、活動空間での感染症対策が強化される。
また、町立保育園では、園児や職員のPCR検査費用が補助されることも示された。このような補助策は、地域での感染リスクを軽減する意義があると強調された。さらに、飲食業界に対する支援も掲げられ、愛知県が実施する認証制度の利用を促進する内容が含まれている。
この議案に対しては質疑が行われるも、発言者はいなかったため、討論は省略され、採決が行われた。議案第43号は全員賛成のもと可決され、町の財政運営に役立てられることとなる。
最後に、監査委員からの報告があり、例月出納検査や定期監査の結果が配付された。これにより、議会に付議された案件の審議は全て終了し、午前10時10分に閉会された。会議録は署名を行うことで正式な記録として残される。