令和6年3月11日、阿久比町議会の第1回定例会が開かれ、18件の議案に対する審議が行われた。
本会議では、阿久比町行政手続に関する条例改正や、職員の給与、報酬の改正がメインの議題となった。特に議案第4号は、新美加寿奈議員の質問を受け、議員報酬の改定基準についての説明が行われた。総務部長の大久保英俊氏は、「議員及び特別職は人事院勧告に基づく」と説明し、改定の基準は町の特別職報酬等審議会が行うことを強調した。
新美加寿奈議員は経済回復の実感について問いかけ、「町民が実感できていない」と懸念を示した。これに対して大久保英俊氏は、「町が決定したことではない」と述べ、答申通りに提案していることを明確にした。
他の議案でも、阿久比町の公共施設に関する指定管理者の選定や、国民健康保険税、介護保険特別会計の補正予算など、重要な案件が数多く取り上げられた。特に、家計への影響を考慮しつつ、基準に従う形で議案を進める姿勢が強調された。
本会議では、各議案は概ね異議なく、所管委員会に付託される運びとなった。次回は3月12日に予定されており、今後の議論に注目が集まる。