令和3年第3回阿久比町議会定例会が9月6日に開会された。
今定例会では、町長の竹内啓二氏が新型コロナウイルス感染症対策を強調し、町民に協力を求めた。
竹内町長は、保育園での感染確認に関連し、全園児と保育士のPCR検査を実施する意向を表明した。加えて、愛知県が緊急事態宣言を発出している中、町民の行動自粛を呼び掛ける。
また、今期定例会では、個人情報保護条例の一部改正が議題に上がった。これは、行政手続における特定の個人を識別するための番号利用に関する法律の改正に伴うものだ。総務部長の大久保英俊氏は、改正箇所の詳細について説明し、議会の理解と協力を求めた。具体的には、号ずれの整理等が行われる。
さらに、令和3年度一般会計補正予算についても提案がなされた。この補正予算は、歳入歳出予算にそれぞれ2億2,204万1,000円を追加予定である。内容として、特に新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費が含まれていることが強調された。
他にも、介護保険特別会計や国民健康保険特別会計の補正予算についても言及され、各議案は順次議論されることとなった。町長は、これらの議案が町政の円滑な運営に寄与することを強調し、町民の意識向上を図る重要性を訴えた。
また、町長は、自然災害への備えとして行った施策についても言及。阿久比川水系における河川改修や、新たな排水機場の建設を進めている事を明らかにし、町民への安心感を提供する意向を示した。
町民からは、個人情報保護や健康対策に対する関心が高まっており、町議会でも議論が活発に行われることが期待されている。これらの議案は、9月22日までの17日間の会期中に審議され、決定が下される予定である。