令和4年度甲斐市議会第3回臨時会が開催され、重要な補正予算が審議された。
本臨時会の中心議題は、一般会計補正予算(第2号)の承認である。この補正予算は、物価高騰などに対応した施策を含み、多くの市民に関連している。
保坂 武市長は、「原油価格や食品の物価が高騰しており、市民生活に大きな影響を及ぼしている」と強調。これに基づき、現金支援や教育費などに関する具体的な施策を提案した。
補正予算の内容は、総額289億円を超えるもので、主に福祉や教育分野に対応した支出が含まれている。例として、生活困窮者への支援金給付事業の予算が挙げられ、1億3,484万円が計上された。
丸山英資総合戦略部長は、この予算により「市内の介護や福祉事業所の支援」が可能になると述べ、その具体的な必要性を説明した。アレルギーにより学校給食が停止されている児童への補助金も計上されていることや、保育料の負担軽減への施策についても言及された。
議会では質疑が行われたが、特に異論はなく、採決の結果、議案第55号は原案通り可決された。この施策によって、市民生活が下支えされることが期待される。今後も議会は市民福祉の向上を目指し、強い姿勢で臨むことが重要とされている。
臨時会は1日の会期で行われ、議長の赤澤 厚氏は、会議を円滑に進行させるための努力に感謝の意を表明した。以上で令和4年度の臨時会は終了した。