令和3年5月27日、甲斐市議会第2回臨時会が開会された。今回の議題は、様々な専決処分の承認及び一般会計の補正予算が中心である。
市長の保坂 武氏は、議場での挨拶において、臨時会の重要性を強調した上で、提出議案に対する慎重な審議を呼びかけた。特に、新型コロナウイルスへの対策について言及し、ワクチン接種の進捗状況について報告。希望者の多さによる予約の困難についても理解を求めた。
今回の臨時会では、まず和解及び損害賠償額の決定について説明が行われた。この件は、道路施設の管理に起因する事故に関するものであり、甲斐市は和解金として22,205円を支払うことと定めた。事故の詳細は、令和3年2月8日に発生した道路陥没が原因であった。
次に、専決処分の承認を求める件において、甲斐市税条例及び国民健康保険税条例の改正案が提出された。市民部長の加藤 文雄氏は、新型コロナウイルス感染症の影響により、保険料の減免措置を延長する必要があると説明した。議案は全て原案通り承認される見込み。
令和3年度の一般会計補正予算に関しては、教育予算の増額を含んでおり、特に敷島北小学校及び双葉中学校の改修工事が計上されている。この補正予算には、国の補助が期待できることから、議案は賛成多数で可決される見込みだ。
議会に出席した議員は21名で、全ての議案が承認された。臨時会は午前11時54分に閉会した。市長は、今後も引き続き市民に対し丁寧な行政サービスの提供を誓った。