令和4年2月28日、甲斐市議会第1回定例会が開催され、一般質問が行われた。
本日は議会における重要な議題の一つとして、一般質問に焦点を当て、具体的な議論が展開された。
この日の質問者は金丸寛議員で、新型コロナウイルスの影響を受けている現状や、ロシアのウクライナ侵攻に対する憤りを表明し、その中で地方議会が行える支援について考察した。金丸議員は、「自由と民主主義の死を招く」との思いを強調し、一刻も早い武力撤退を求めると述べた。
金丸議員は、副市長に関する質問も行い、関口副市長の任命経緯について伺った。市長の保坂武氏は、関口副市長の行政経験が豊かであることを称賛し、彼は市政運営において的確かつスピード感にあふれた手腕を発揮していると答えた。
次に金丸議員は、地方自治の成熟度について尋ねた。関口副市長は、甲斐市における住民の自治意識の高さを認めつつも、全国全体の地方分権の未熟さには課題があると指摘した。また、「我々の意識を高めていく必要がある」との見解を示した。
その後、金丸議員はふるさと納税についても質問を投げかけ、制度に対する見直しの時期が来ているのではないかとの提言を行った。関口副市長は、この制度が落ち着きを見せたとしつつも、まだ課題が残っている点についても言及した。さらに、制度改革においては、地域愛を喚起しつつ、寄付文化を育むことの重要性を挙げた。
金丸議員の質問は、地方自治体として市民との信頼関係や、執行と議会の関係性など、広範囲にわたるテーマを掘り下げ、対話の重要性を確立している様子が窺えた。市長や副市長からの率直な応答を引き出すことで、議会の機能が活かされることが期待される。