令和4年12月20日、甲斐市議会第4回定例会が開かれた。議事は、本定例会の最終日として、全ての議案が円滑に進行した。
今回の会議では、議案91号から議案102号までの12議案が一括して審議された。主な内容としては、議員報酬や市長等の給与改定を含む給与条例の改正案が提出されている。
市長の保坂武氏は、国家公務員の給与改定を受けて、議案第91号や第92号などの具体的な改正内容を説明した。議案第91号による市議会議員の報酬は、特別給が0.1月分引き上げられる見込みである。
また、一般会計において第95号の補正予算は、歳入歳出それぞれ1,137万2,000円の追加補正を予定している。これは、給与改定に伴う人件費の調整を反映したものである。
さらに、議案第96号から議案第102号に関しては、国民健康保険や水道事業会計などの補正予算が提案されており、特に水道事業には152万7,000円の増額が求められる。
議会では、上記の議案について質疑が行われるも、いずれも異議なく可決された。議案の詳細について、各部長が説明し、市の財政状態に基づいた必要な措置が強調された。
また、教育委員会に関する委員の任命についても議論され、小林啓子氏の任命が決定した。この任命案もまた、他の議案と同様に、特に問題はなかったとされる。
さらに、内藤久歳氏が提案した個人情報保護に関する条例の制定に向けた発議第3号も活発に議論された。この条例は新たな規制を盛り込むもので、議会の責任と役割を明確化するものである。
討論は行われず、すべての議案は原案通り可決された。議長の赤澤厚氏は、長時間にわたる審議に対し、出席した議員及び市当局に感謝の意を表した。