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甲斐市議会、交通安全や文化芸術の振興を議論

甲斐市議会第4回定例会が開催され、事故防止や文化芸術の活用策が議論された。自転車通学者の保険加入率は100%。
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令和2年12月18日、甲斐市議会第4回定例会が開催された。今回の会議では、一般質問や議案の提案などが行われ、特に市内での自転車通学に関する取り組みが重要な議題として取り上げられた。

初めに、山本英俊議員が自転車の適正利用についての一般質問を行った。山本議員は、自転車損害賠償保険の加入状況について質問し、市内中学校の自転車通学者は571人であり、全員が保険に加入していると宮坂教育長は答えた。これは、保険加入率100%となり、市の安全対策が功を奏している例として強調された。

次に議員は、自転車利用の条例についても触れ、事故を未然に防ぐための学校での教育が求められると訴えた。宮坂教育長は、自転車通学生徒に対して安全利用の指導を行う施策を進めており、関連する事故の発生状況も報告した。過去2年8ヶ月での自転車通学中の事故は10件であり、全て軽傷に留まっている旨を説明した。

また、文化芸術に親しむ機会についても言及され、市内の文化財や歴史遺産についての活用の進展が示された。市内の小・中学生及び市民向けに、音楽祭やワークショップが開催され、延べ5,095人が参加したことが報告された。これは市内文化創造の一環として評価されている。

それに続き、昇仙峡の日本遺産認定の意義が談話された。保坂市長は、この認定を活かした観光活性化策が地域にとって重要であると述べ、関係団体と連携し、地域の魅力を発信していく計画を強調した。市長は、観光資源の整備や文化財の保全についても触れ、来年度以降の事業を視野に入れた施策について言及した。

最後に、一般会計補正予算(第8号)に関する議案が提案され、新型コロナウイルスの影響を受けた低所得の一人親家庭への特別給付金の支給が再度行われるとの説明がなされた。議案に対しては、質疑なく成立し、甲斐市のコロナ禍における支援策として具体的な力を入れる意義が示された。

議会開催日
議会名令和2年甲斐市議会第4回定例会
議事録
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