令和4年甲斐市議会第1回定例会が令和4年3月16日に開催され、予算案などの重要議題が審議された。
この会議において、令和4年度の一般会計予算が278億1,700万円であることが報告された。
予算審査特別委員長の清水正二氏は、予算審査の経過を報告し、質疑では多くの議員から幅広く意見が出された。
特に、議案第31号の一般会計予算に関しては、松井豊氏が反対討論を行った。
松井氏は、消費税の課税の不均衡や、医療費無料化の必要性について言及し、現行の施策に対する懸念を示した。
一方で、賛成意見も寄せられた。長谷部集氏は、予算の健全さやデジタル化、脱炭素化に向けた施策を評価し、安定的な財政運営の重要性を強調した。
さらに、加齢性難聴者の補聴器購入への助成制度創設を求める請願書も審議されたが、不採択となった。
議論の中では、難聴者に関する深刻な問題についても指摘され、今後の支援が求められる。
また、ロシアによるウクライナ侵略に関する決議も採択され、甲斐市議会として抗議の意思が示された。
この決議は、国際法違反を強く非難する内容であり、地域の安全保障への影響を考慮したものとされている。
副市長および教育長の選任に関する議案も提出され、それぞれ可決された。新副市長には瀬戸隆之氏が選任され、教育長には横森貴志氏が任命された。両者はそれぞれ挨拶を行い、市政の発展に寄与する意欲を表明した。
最後に、議会は閉会を宣言し、今後の甲斐市の発展に期待を寄せる意志を再確認して終了した。