令和3年12月10日、甲斐市議会が第4回定例会を開催した。
今回の議会では24議案が上程され、市長の保坂 武氏から重要な施策についての説明が行われた。特に、地方自治体における公共事業や補正予算の見直しが焦点となり、多くの議員が関心を示した。
まず、議案第77号の「辺地に係る総合整備計画の変更が承認を求める件」では、公共的施設の整備に伴う特別措置についての説明がなされた。保坂市長は「地域の発展を目指し、計画の変更が必要である」と強調した。
議案第79号「甲斐市国民健康保険条例の一部改正の件」においては、国保施策に関する改正が盛り込まれており、保坂市長は「市民の健康維持のため、効果的な運営が求められている」との見解を示した。また、議案第81号では、こども医療費助成金支給条例の改正について、子育て支援の観点から重要な施策として位置付けられている。
議会では、議案第91号を含む一般会計補正予算が提案され、歳入歳出それぞれ16億639万5,000円の追加補正が求められた。市の厳しい財政状況についても触れ、「安定した市政運営を維持していく必要がある」と保坂市長が述べた。
さらに、議長の山本 英俊氏は「今年も残り僅かですが、各議員の皆様には引き続きのご協力をお願い申し上げます」と挨拶し、会議は円滑に進行した。この定例会では、24議案が各委員会への付託となり、詳細な審議が今後行われる見込みである。
市民生活の安定向上を目指し、甲斐市議会はより一層の充実を図っていく意向を示している。次回の本会議は12月16日に開かれる予定で、今後の議会運営に注目が集まっている。