令和元年12月10日、甲斐市議会第4回定例会が開会した。
市長の保坂 武氏は、開会の挨拶で、甲斐市制施行15周年を迎え、記念事業として「花の宮廷画家ルドゥーテの世界展」などが成功裏に終わったことを強調した。
また、令和元年10月の台風19号による災害の影響について触れ、双葉水辺公園が損傷したことに対し早急な復旧を図る考えを示した。
本定例会では、会期が12月10日から19日までの10日間と決定され、市の様々な議案が審議される。議題には、甲斐市いじめ問題対策委員会等設置条例の制定が含まれており、これはいじめの重大事態発生時に速やかに調査を行うための組織設置を目的としている。
議案第80号から議案第84号までの改正案は、成年被後見人等の権利制限に関わる法律の整備に伴うものであり、適正化を図るものとして重要視されている。また、議案第88号では、令和元年度甲斐市一般会計補正予算の追加補正が提案された。
市長は議会に対し、これらの議案を慎重に審議してほしいと訴え、さらなる市政発展及び住民福祉の向上に努める意向を示した。議員に対しても協力を求め、市民の意見を基にした市政運営を進めることが大切だとした。
議会は、今後、各議案に対する質疑を行い、それぞれの委員会に付託される予定である。市民にとって影響のある案件が多く存在するだけに、十分な監視と審議が求められている。次回の会議は12月16日に開会予定である。