令和5年1月25日、甲斐市議会第1回臨時会が開催された。
この臨時会では、一般会計の補正予算や体育館改修工事に関する議案が審議されることとなった。
市長の保坂 武氏は、会議の冒頭で挨拶し、新型コロナウイルス感染症の影響について触れた。感染者数は減少傾向にあるものの、インフルエンザとの同時流行の懸念が依然として存在すると強調した。
また、県からの協力要請を受け、市も無料の抗原検査キットの配布を開始したと述べ、医療提供体制を堅持する必要性を訴えた。さらに、少子化対策に関しても言及し、出産・子育て応援交付金の支給を実施するための補正予算を提案した。
議案第1号では、令和4年度甲斐市一般会計補正予算(第7号)が提出された。内容としては、歳入歳出それぞれ8,108万9,000円の追加補正が計上され、主に母子保健事業に係る支出が増えることとなる。これにより、妊娠期から子育てまでの支援が強化される予定である。
議案第2号は、玉幡体育館の屋根・外壁等改修工事に関するもので、請負金額が変更され、合計金額は2億5,747万7,000円となる。これに対し、議会の議決が求められた。
審議の結果、両議案ともに異議なく原案の通り可決され、今後の取り組みが期待される。
この臨時会の閉会にあたり、議長の赤澤 厚氏が謝辞を述べ、出席した議員に感謝の意を表した。結果として、議会はスムーズに業務を進行し、市の福祉向上に寄与する形で終了した。