令和2年12月9日、甲斐市議会第4回定例会が開催された。
市長の保坂武氏は、冒頭の挨拶で、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し
て新たな支援策を講じていることを報告した。コロナ禍において市民及び事業者を支える必要性
は高まっており、政府の動向を注視しながら、臨機応変に対応することが求められている。
本会議には、全21名の議員が出席し、議事日程が進行した。最初に会議録署名議員の指名が
行われ、内藤久歳氏、藤原正夫氏、小浦宗光氏が選出された。その後、会期の決定が行われ、12月
9日から18日の10日間に設定されることが議員の異議なしで決定された。
続いて、議案が上程され、保坂市長が市行政機構改革に伴う条例の整理等について詳細を説明した。
特に、議案第84号は行政機構の改革に関連するものであり、効率的な市政運営を目指していると強調した。
また、地方税法等に基づく改正に関する条例の制定、および甲斐市国民健康保険税条例の一部改正についても
言及された。これにより、税制の合理化が進むことが期待されている。さらに、家庭的保育事業等に
関する基準も改正され、より良い育児環境の整備が求められていることも伝えられた。
本定例会に提出された調整措置や補正予算についても説明があり、令和2年度一般会計補正予算は全体で
6億5,324万円の追加が計上されている。また、国民健康保険特別会計や後期高齢者医療特別会計の補正も行われ、
市の財政健全化の方針が示された。
最終的に、議案は各委員会へ付託され、今後の慎重な審議を経て最終的な決定が行われることが
確認された。議長の清水正二氏は、議事の散会を宣告し、次回会議の日程を再度唱え、出席を呼びかけ
て本日の会議を終了した。