令和5年6月16日、甲斐市議会にて、様々な重要議題が議論された。
最初に、議長の赤澤厚氏が開会の挨拶を行い、続いて市長の保坂武氏より、甲斐市が脱炭素先行地域に選定された旨が報告された。これにより、今後の施策として、家庭の電力消費によるCO2排出量の実質ゼロを目指し、多くの取り組みが具体化されるとのことだ。市長は、「市民と共にカーボンニュートラルを推進していく」と強調し、具体的なプロジェクトの説明があった。
次に、令和4年度の一般会計繰越明許費繰越計算書、及び水道・下水道事業会計予算の繰越計算書について、それぞれ丸山英資総合戦略部長より詳細が説明された。いくつかの過去の報告に基づき、合計で21億961万8,000円の繰越額が報告され、市は透明性を高める方針を示した。
また、日にちをまたがっての事業説明において、市長や関係者が新たな施策の実施に向け、議員から質問を受け答える場面も見受けられた。特に、令和4年度のこども家庭庁設置法に基づく条例改正が話題となり、多くの議員が質問を最大限に活用した。
それに加えて、一般質問の時間では秋山照雄議員が、医療従事者への感謝を述べるとともに、コロナ後の新しい生活様式について言及し、特に高齢者等の健康を守るための施策を強く求めた。また、教育長からも熱中症対策や徒歩の安全を保障する取り組みが報告された。