令和3年3月10日、甲斐市議会第1回定例会が開催された。この日に付議された議案は、特に一般会計補正予算に関するものであった。
議案第3号から第37号までの23議案が一括して審議され、各委員長からの報告を受けた。中でも、「令和2年度甲斐市一般会計補正予算第9号」は、特に新型コロナウイルスの影響を受けた内容が含まれていた。総務教育常任委員長、内藤久歳氏は、歳出として新型コロナウイルス対策のための支出を減額したと述べた。
また、議案第6号の「令和2年度甲斐市介護サービス特別会計補正予算」においても、利用者増加に伴う給付費の増額や小規模多機能型居宅通所介護施設の費用変更が含まれた。厚生環境常任委員長、保坂芳子氏は、その内容について質疑がなかったと報告した。
続いて、甲斐市の文化財保護に関する条例が改正され、新たに設置された甲斐市文化財保存活用地域計画協議会に関連する条例も可決された。この部分に関しても、質疑がなく異議なしで原案が可決された。
その一方で、令和3年度の予算案に関連する審査も行われた。予算審査の特別委員会が設置され、令和3年度全体の施策についての審議が進められる予定である。議長の清水正二氏は、次回の本会議が23日午後2時に開会されることを伝えた。
特に今回の補正予算については、国の補正予算の影響で、個人及び法人市民税が減少している現状が語られた。地元経済に関わるこれらの議案は、今後の取り組みに影響を与える重要な位置付けとなっている。皆が試行錯誤しながら進めるこの補正予算を通じて、甲斐市の市民が適切な支援を受けられることが期待されている。