令和4年3月16日、北杜市議会定例会が開催され、様々な議題が取り上げられた。特に、コロナウイルスワクチン接種についての状況が注目された。市は高齢者への3回目接種を進め、11歳から5歳への接種体制も整備していると報告された。
特に、ワクチン接種の進捗状況は、高齢者において約83%が接種券を発行されており、接種も進行中である。今後、子どもたちへのワクチン接種も計画通りに進め、市民への周知を徹底する方針だ。さらに保育園や小中学校におけるコロナ対策も重要視されており、基本的な感染対策が引き続き実施されることが確認された。
減災力の強いまちづくりに向けての取り組みも進行中であり、特に小学校での防災教育の進捗が語られた。校内で実施される各種防災訓練が充実され、地域における安全意識の向上に寄与している。地域防災の担い手を育てるための中学生を対象とした講座も検討されており、地域全体の防災力向上に努める姿勢が見える。
また、マイナンバーカードの普及活動も進められている。現在の交付率は36.4%で、サポート窓口の設置や市民向けの情報提供を通じてさらなる普及を目指している。特に、シニア世代への対応が強調され、理解を深めるためのサポートが計画されている。
ヤングケアラーへの支援も進められており、彼らの状況把握や行動が必要不可欠とされている。今後は、養成講座の実施や相談窓口の設立が求められ、具体的な支援体制が充実することが期待されている。さらに、子宮頸がんワクチン接種についても、啓発活動が行われており、必要な情報提供を通じて接種率向上が図られる。市は、健康な未来を見据える施策を強化していく方針だ。
最後に、産前産後ケア事業においても「家事・育児」の支援が求められ、地域と手を取り合いながら必要なサービスの拡充が期待される。市は、地域住民のニーズの把握と理解を深めながら、さらなる支援体制の強化に取り組んでいく考えだ。