令和3年3月12日に開催された令和3年第1回北杜市議会定例会において、様々な議案が審議された。
主要な議案には、令和2年度北杜市一般会計補正予算や国民健康保険特別会計の補正予算が含まれ、特に補正予算における歳入歳出の減額が中心テーマとして取り上げられた。例年の予算において多くの減額が報告され、特に市民税の減少やインフルエンザ週刊報告の低下が影響しているとの見解が述べられた。
また、議案第2号、令和2年度北杜市一般会計補正予算(第9号)は、歳入歳出予算の総額からそれぞれ11億7,969万6千円を減額し、総額を365億円にすると提案された。清水博樹企画部長は、特に新型コロナウイルスの影響により影響を受けた事業や収入状況を説明した。
議案第3号から第6号にかけては、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、居宅介護支援事業特別会計等に関連した補正予算が審議された。こちらにおいても、各会計での減額見込みが報告され、実績見込みもそれに裏付けられた。特に、国庫補助金の減額や事業の進捗に遅延や影響が出ていることが、各部門長らによって繰り返し述べられた。
同時に、発議された意見書の提出についても議論された。この中部横断自動車道に関する意見書が提案され、地域振興や広域的な防災体制の確立に向けた要望が表明された。提案者の内田俊彦議員は、災害発生時にはこの道路が緊急輸送路としての役割を果たすと強調し、早期実現の必要性を訴えた。
一方で、志村清議員は、この道路の建設に伴う環境への影響や社会経済の変化に対する懸念を示し、慎重な考慮を求めた。様々な意見が交わされた結果、最終的に意見書は可決された。
さらに、全議案は原案の通り可決され、特別会計予算の内容には複数の委員会への付託を省略することが決議され、円滑に進行していることが大きな焦点となった。今後も、立法と予算管理の適時な見直しが求められている。