令和4年第3回北杜市議会定例会が開催され、新型コロナウイルスワクチン接種や観光支援策が議論された。
議会は令和3年度の各種決算を認定する一方、令和4年度の補正予算についても審議した。
補正予算(第8号)では、新型コロナウイルスワクチンの追加接種や、観光業支援を目的とした予算が計上されました。
上村英司市長は、補正予算の必要性を強調し、「市民の健康を守るために、オミクロン株対応ワクチンの接種を行う」と述べました。
また、観光業者支援金について、輿水崇議員がその対象や効果について質問を重ね、「利益の減少ではなく、売上ベースで支援を行う理由は何か」と問いかけました。
中山和彦産業観光部長は、売上が最も分かりやすい基準であると答え、「コロナによる影響を受けた宿泊事業者に支援を拡充する」と述べました。
会議では、支援金の効果を検証する手段としてアンケートの実施が予定されており、観光入込客数の統計を活用して市の経済回復を図る姿勢が示されました。
また、議案第58号として、災害時の備蓄倉庫の取得が提案され、全体で1,966万8千円を投じることが決定されました。これにより、災害発生時の迅速な支援が可能となる見込みです。
会議を通じて、議員たちは迅速かつ柔軟な支援策を求める姿勢を見せ、地域経済の早期回復を目指しています。