令和5年第1回北杜市議会定例会は、3月10日に開催された。
本日の会議では、様々な補正予算が議題となり、特に一般会計補正予算が注目を集めた。標記の補正予算には、総額8億5,341万円が追加され、歳入歳出の予算の総額は322億1,680万1千円に達する。
企画部長の中田治仁氏は、歳入においてはふるさと納税の増加、基金繰入金の減額などが挙げられると説明。特に、通園バスの安全装置設置などは国の補正予算に基づき、児童福祉費として重要な事業であると強調した。
一方で、議員からは慎重な意見も寄せられた。特に、志村清氏はその反対討論の中で、余剰金を基金に積み立てるのではなく、市民の生活支援に活用するべきであるとの見解を表明した。物価の高騰に対する市民の苦しい現状を指摘し、予算案に対する考え方を改める必要があると訴えた。
賛成意見として、大芝正和氏は、補正予算が事業精査を経て編成されていることを評価した。特に、公共施設整備基金への積立や教育環境の整備が実施されることで、子育て世代へ手厚い支援が期待できるとコメントした。
結局、議案第1号は原案のとおり可決され、他の議案も順次可決された。北杜市の財政は健全性が見られ、市債残高も減少していることが確認された。
次回の会議は3月15日に予定されている。議会は、今後も市民にとっての有益な政策を進めていくことが求められている。