北杜市議会の令和2年12月定例会において、観光振興や教育政策についての議論が行われた。特に信州峠からの交通量に関する懸念が示され、議員の神田正人氏は、ある平日の午前中に300台を超える交通が確認されたとし、十分な交通対策の必要性を訴えた。このことを受け、市は、県公安委員会に強く信号機設置を要望する姿勢を持つとした。
また、冬のオフシーズンの対策として、増冨エリアの観光業がどのように展開されていくのかも焦点となった。市には、アウトドア活動の増加を見据えた新たなイベントや地域資源を活用したコンテンツの開発が求められている。市長は、自らトップセールスを行う考えを示し、広報や旅館業者との協力を通じたPR活動の強化を誓った。
教育分野においては、「ほくと子ども育成戦略会議」が設置され、子どもを育てるためには教育が重要であるとの認識が共有された。特に、教員の負担軽減のために民間人材の活用や教科担任制の導入が強調された。この施策が学校現場にどのように適応されるか、市の取り組みに期待が寄せられる。