令和3年1月28日、令和3年第1回北杜市議会臨時会が開会した。
出席議員は20人で、議事が円滑に進行される中、議長はまず、会議録署名議員として秋山真一氏、進藤正文氏、清水敏行氏を指名した。続いて、会期は本日1日限りとし、次に議案の審議に入った。
まずは、令和2年度北杜市一般会計補正予算(第8号)についての審議が行われ、上村英司市長が新型コロナウイルス感染症に対する重要な対策としてこの補正予算が必要である旨を述べた。補正予算の総額は3億8,858万1千円であり、新型コロナウイルスワクチン接種体制の整備や事業者支援に必要な経費が計上されている。清水博樹企画部長は、この補正予算の内訳について詳しく説明し、特にワクチン接種推進事業に対しては多大な経費が見込まれていることを強調した。
加えて、議案にはふるさと納税の寄附金に伴う返礼品の見直しについての議論も行われた。内田俊彦議員は特産品のPRを拡大するため、民間サイトを活用した「北杜市まるごとショッピング」の提案を行い、企画部長からは、多様な地場産品の返礼品への採用が進められていることが説明された。具体的には、サントリーのウイスキー工場との交渉が進められていることや、寄附金の54億円達成が目指されていることも言及された。
最後に、北杜市副市長の選任について審議が行われた。市長は、土屋裕前副市長の辞任に伴う新たな候補者として、小林明氏を提案した。小林氏の経歴が紹介され、議会の同意を求める場面では異議なく原案通りの承認が得られた。議長は、議会は円滑に進行できたことに感謝の意を表す中、午前11時00分に開会し、午後12時46分に閉会いたした。