令和4年第1回北杜市議会定例会が開会しました。
この定例会では、令和4年度の各種予算案など36件の議案が提案されています。特に注目されるのは、令和4年度北杜市一般会計予算案であり、289億8,780万3千円の総額となっています。
市長の上村英司氏は、施政方針で「子どもが賑わう夢かなうまち」に向けた取り組みを強調しました。また、人口減少問題の重要性にも言及し、地域を支える子育て支援策を強化する計画を示しました。
上村市長は、「具体的な施策として、来年度からは『子育て応援金』を創設し、経済的負担を軽減します。特に新生児の親には最大100万円を支給することを目指します」と述べ、子育て環境の充実を訴えました。
合わせて、「全国平均を大きく上回る火災発生状況についても注意を促したい」とし、防火対策の重要性も強調されました。昨年の火災発生件数は68件で、前年比18件増、特に野焼きが原因とされています。市民は火の取り扱いに一層の注意が必要です。
議会では、令和4年度の予算に関して、「いじめ防止」や「デジタル化推進」を含む多彩な施策が計画されています。また、新しい総合計画の策定に伴う「第2次基本計画の廃止」も議論され、より明確な地域振興策を予定しています。
このように、北杜市議会は今後も市民生活の向上に向けて、多様な議題を取り扱い、市民との対話を重視した運営を進める方針を示しています。市民の意見や要望を踏まえた丁寧な施策の実現が期待されるところです。