令和2年6月18日、北杜市議会の第2回定例会が行われ、主な議題として「令和2年度北杜市一般会計補正予算(第3号)」が取り上げられた。
追加される補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策の一環として編成されており、市民支援が重要課題として挙げられている。渡辺英子市長はこの補正予算について、「支えあい北杜!心がつながる応援プロジェクト」の下で早急に取り組むべき3つの事業を実施するためのものであると説明した。
その具体的な内容として挙げられたのは、経済的に厳しい状況にあるひとり親世帯への臨時特別給付金の支給、保育士や放課後児童クラブ支援員の負担軽減を図るための対策、そして市内の保育園や子育て支援施設における感染防止に必要な備品や消毒液の整備といったものである。
これにより、一般会計の補正額は5,137万2千円となり、歳入歳出予算の総額は391億6,858万9千円に達することが示された。市長は、補正予算がもたらす効果に期待を寄せており、「スピード感を持って取り組んでまいります」と述べた。
副議長の清水進氏は、質疑がないことを確認し、議案は補正予算特別委員会に付託されることが決定した。議会は予定通り、次回の会議を6月23日午前10時に実施する。今回の会議では、市民の声に応えるべく迅速な対応が求められている中での議案採決が進められた。