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北杜市議会で公共交通と農業支援策についての質問

北杜市議会定例会が行われ、公共交通の改善策や農業支援、小水力発電などの取り組みについて議論が交わされました。
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令和5年6月21日に開催された北杜市議会定例会において、各議員から多岐にわたる質問がなされた。

まず、鳥獣被害防止についての提案があり、議員は「頭数削減なくして被害額削減は難しい」と指摘した。これに対し、担当部長は、「捕獲対象の頭数削減が肝要であり、全体計画の進捗に合わせて具体的な数値目標を設定している」と説明した。また、過去の防止策で捕獲数のデータを持っているが、相対的な被害額の削減には限界があるとの見解であった。

次に、公共交通における交通弱者問題について言及され、過去数年取られた施策の効果分析が求められた。議員からは「後期高齢者の免許証返納者数は増加しており、動きがないと感じる」との声があり、職員の取り組み強化が要請された。交通弱者への支援が中心の運行理念についても問われ、「市民に対して生活の質を支える公共交通である」との見解が示された。

さらには、ゼロカーボンシティに関する進捗が求められた。特に「環境保全に向けた取り組みや、地元の資源を活用し持続可能な社会を目指すべき」と強調され、地域電力会社設立の可否についても問われた。市長は「専門部署の設立については、全庁横断的な組織で進める方が効果的である」と強調した。

一方、外国人住民の状況については、「市内での定住促進策が必要」との観点から、教育政策における外国人支援の具体例が求められた。教育長は「小学校に12名、入学のための支援が必要と認識している」と現状を伝えた。

産後ケアについても議論され、「心身の健康に配慮した支援が必要であり、特に市民が利用しやすい制度を整備する必要がある」との意見が上がった。支援制度の充実や、関心を集める施策の周知についても前向きな姿勢が示された。市では「宿泊型産後ケアの利用を増やしており、関係者の理解を深めていく」との方針を説明した。

最後に小淵沢駅前での美化活動においても、地域の参加者が増え、継続的な支援が求められた。市は「これからも様々な団体と連携し、駅前の整備を進める」と述べた。全体として、市民生活向上へ向けたさまざまな施策の強化が求められ、議員からの賛同を得る形で議会は閉会した。

議会開催日
議会名令和5年6月第2回北杜市議会定例会
議事録
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