令和4年第2回北杜市議会定例会では、複数の重要なテーマが議論された。特に、中部横断自動車道建設の促進は、地域多くの議員にとって関心の高い問題となっている。秋山真一議員は、関係団体との協力により、早期開通を目指す活動を強調した。具体的には、関係各団体を統括し、要望を国や県に届ける役割を担うことが期待されている。
次に若者定着に向けた修学支援政策が注目された。秋山議員は、修学支援における新たな取り組み、特に奨学金返還支援についての必要性を訴えた。議員が指摘した通り、若世代の定住を図るには、経済的な支援が必要不可欠である。市は、国の新たな支援策を見越した上で、独自の施策を検討する意向を示しており、将来的には市外へ出て行った若者が戻ってくることを期待している。
また、公共インフラの維持管理についても、非常に重要な話題であった。神田正人議員は、老朽化した橋梁やトンネルの点検状況と今後の整備方針を質問した。上下水道局では、定期的な点検を実施し、特に危険度がある施設には迅速な実施が求められると答えている。また、地域委員会の廃止が提案され、各団体・市民への説明強化が求められた。新たな連携の形が模索されているが、地域をまとめる役割を担う組織の必要性が強調された。