令和4年1月27日、北杜市議会は臨時会を開催した。
この日は、専決処分の報告や予算に関する重要な案件が審議された。
上村英司市長は新型コロナウイルス感染症への対応として、ワクチン接種の前倒しを進め、着実な市民支援を表明した。特に、ワクチン接種が進む中で市内小中学校の教職員や保育士の接種が優先されていることに言及した。
また、効率的な予算運営として、令和3年度の一般会計補正予算案を提案。予算の総額は310億5095万8千円に達し、特に臨時特別給付金の支給が際立っていた。これにより、住民税非課税世帯に対する生活支援が強化される見込み。
税収の増加も予測され、ふるさと納税制度が進展していることについても説明があった。上村市長は「12億円に迫る寄附金額を期待」と語り、その効果が地域経済に好影響を及ぼすことを強調した。
会議では、市が行った専決処分の詳細についても説明がなされ、具体的には公有自動車事故に伴う損害賠償の額決定について報告された。
この臨時会では高見澤伸光氏、輿水崇氏など20名の議員が出席し、議論は円滑に進められた。
最後に、全ての議案が議会で承認され、議長の加藤紀雄氏が閉会を宣言した。議会の活動は、地域住民の生活を支え、地域の発展を促進する重要な役割を果たしていることが再確認された。