令和2年5月6日、北杜市議会臨時会が開催された。特に新型コロナウイルス感染症対策が重要な議題となる中、様々な予算案などが討議された。
市長の渡辺英子氏は、開会にあたって感染予防の重要性を強調し、市民に感謝の意を示した。令和2年度の補正予算案や関連条例が提案され、議員達は市民生活への影響に配慮した発言を行った。
特に注目されるのは、承認第4号の北杜市国民健康保険税条例の改正である。市民部長の浅川辰江氏は、「低所得世帯の課税軽減措置を拡大する」と述べ、一定の所得基準を満たす世帯への支援強化を発表した。この改正に関しては賛成と反対の意見が交わされた。
また、議案第43号の令和2年度一般会計補正予算案も可決。これは特別定額給付金として市民一人当たり10万円を支給するもので、市民の生活支援が意図されている。
議会では、医療従事者への感謝も示され、その努力を称える声が挙がっている。多くの議員は、感染拡大防止策や経済対策について、今後も継続的に取り組む必要性を強調した。また、市の独自支援策「支えあい北杜」についても、さらなる評価や改善を促す意見が出た。
発議第6号では、新型コロナウイルス対策に関する意見書を国に提出することが議決された。この意見書には、特別定額給付金の早期支給や中小事業者の支援が求められている。
議会は、地域経済の復活を目指し、全力を挙げて市民に寄り添う姿勢を示している。