令和4年北杜市議会定例会では、地域課題や市民生活に影響を及ぼすさまざまな議題が討議された。
特に注目されたのは、特別支援教育の現状を問う質問であった。市内には特別支援学級が設置され、121名の児童生徒が通う中、教育長の輿水清司氏は、学校運営に保護者や地域の意見を反映させる重要性を強調した。
放課後児童クラブの運営状況にも話題が及び、利用待ち状態の児童がいるかどうかが問われた。福祉部の伴野法子部長は、スペースの確保や職員の人員配置について検討していると述べた。
次に、「第3次北杜市総合計画基本構想」に基づく市民参画について議論が行われた。議員は広報や広聴の手法検証について提案し、市の発信力が十分ではないとの意見が出た。市は今後、包括的な施策を推進し、市民参加を促す取り組みを強化していくことを考慮している。
「安心・安全なまちづくり」では、特に災害時のシステム整備が課題とされ、街の防災備品や備蓄倉庫の整備についての要望が相次いだ。市は地域住民や職員と連携し、災害発生時に迅速に対応できる体制を整備していく必要がある。