北杜市は地域医療および交通安全の取り組みを進めている。特に、今般の議会では、八ヶ岳スケートセンターの存続問題、防災ラジオの普及と一般廃棄物の管理について重要な議論が交わされた。
スケートセンターについては、県が施設の譲渡を検討している中、利用者数目標が未達成であったことが廃止の理由として強調された。市長は、利用者を増やすための具体策として、スケート教室の開催や地域との連携を図ることを挙げ、今後「(仮称)八ヶ岳スケートセンター経営管理委員会」を立ち上げることで運営を図っていくとした。また、年間目標利用者数については、少なくとも現状を上回る数値設定を行う意向を示した。
防災ラジオの普及については、西日本では地震や洪水情報の迅速な伝達を目的としたもので、県の補助を受けた購入を進めている。しかし、北杜市においては現在の普及率が約0.8%と低く、今後は民生委員等との連携を通じて、さらなる普及を目指していくことが求められている。市は市内での災害発生を想定し、予約購入者への割引や貸し出しの施策を検討する方針である。
さらに、一般廃棄物に関する問題も全体の中で重要とされた。持続可能な開発目標(SDGs)に基づいて、廃棄物削減とリサイクルについての新しい施策が必要であると議員たちは確信している。市は、地域農業との連携を深め、食品ロス削減を推進するための新たな取り組みが進行中である。
昨年度中のごみの収集状況や出し方に関するアンケート結果が報告され、利用者の意見を重視した運営改正が求められている。市民の理解と協力を得られる施策展開のためにはさらなる効果的な周知方法の強化が必要とされている。
最後に、併せて人・農地プランへの取り組みも重要視され、具体的な活動が話し合われる場も設けられている。市は周知の重要性を認識した上で、地域農業の担い手支援をさらに加速させる計画である。