令和6年3月21日、天童市議会において、定例会が開催された。
今回の会議では、令和6年度の各種予算や条例改正の議案が審議された。
重要な議題として、議第80号の令和6年度天童市一般会計予算が挙げられる。
予算特別委員会による審査を経て、同予算は賛成多数で可決された。
市立図書館のリノベーション事業が約1億7,000万円計上され、工事関連委託料が約1億6,000万円となる見込みだ。
一方、狩野佳和議員は、リノベーション案について異議を唱えた。
彼は、市民に親しまれる図書館を維持すべきだと訴え、移転新築案に賛同した。
また、予算特別委員長である笹原隆義氏は、議第81号から第90号の国民健康保険特別会計予算など、合計10件の議案を全て原案通り可決すべきと報告した。
さらに、総務教育常任委員会からは、議第91号に関する報告があり、地方自治法の一部改正に伴う関係条例の整備が審査され、全員異議なく可決された。
また、議第92号では特別職の給与に関する条例改正について説明され、立会人の負担軽減や交代制の導入が提案され、これも可決された。
このほか、環境福祉常任委員会からは、数件の福祉に関する条例案が審議され、加えて議第94号の手数料条例の改正についても原案通り可決された。
議会が提供した請願についても、全会一致でその採択が決定された。
市長の山本信治氏は、予算案に対し感謝の意を表し、市政への意見を速やかに検討する姿勢を示した。
さらに、春の訪れを感じながら天童市の将来について前向きな姿勢を強調した。
今後も議員との対話を大切にし、笑顔あふれるまちを目指す考えだ。
このように、天童市議会は多くの重要な議案を無事可決し、さらなる施策の実施に向けて動き出している様子がうかがえる。