令和6年6月7日、本市の定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われた。
議員たちは、市民会館の使用状況や老朽化対策について具体的な数字をもとに質問を進めた。特に、観光振興やスポーツ団体への支援についても意見が交わされ、市民生活に直接影響を及ぼす重要なテーマとして取り上げられた。
「市民会館は市民が誇る文化施設として、多くのイベントで利用されている」と述べたのは、瀧田順子議員である。彼女は、使用状況やイベント数など具体的なデータを示しながら、利用者の多様性を強調した。その結果、毎年245件のイベントが実施されており、市民の文化活動の場として重要な役割を果たしていることが明らかとなった。
今後の老朽化対策についても質問があり、芦野生涯学習課長は「市民会館の設備更新は計画的に行われており、今後も段階的に進めていく」と答弁した。特に、トイレ改修の必要性についても議論が重ねられ、市民からの声を反映する形でさらなる改善が求められた。
また、人口減少問題についても議論が行われ、志布隆夫市長は「人口減少は国全体の問題でもあり、地方でもその影響が出ている。特に、未婚化が進んでいる現状を受け止め、将来的には周辺地域の賃金引き上げや住環境改善に取り組む必要がある」と強調した。この点について、子育て支援策が充実しているため、今後も引き続き若年層の定住促進が重要であると述べた。
さらに、スポーツ振興の観点からは、近隣市町との比較がなされ、特に「むらやまし縁結びたい」の取り組みが評価され、市民の積極的な参加を促進するための新たな施策が求められた。このように議会では各議員が市民の声を代弁する形で、具体的なアクションプランを策定し、提案し続ける姿勢が見受けられた。観光振興についても、観光資源の再発見や地域活性化の観点から活発な意見が交わされ、今後の取り組みに期待が寄せられる。