令和6年第2回村山市議会定例会が開会した。
会議は令和6年2月26日に開催され、初めに会議録署名議員が指名される。続いて、会期が決定され、23日間とすることに異議はなかった。議会運営委員会で協議の上決定された会期は、令和6年3月19日までとなる。
日程に基づき、議案が次々と上程される中、特に令和5年度の一般会計補正予算(第8号)が注目を集めた。補正予算案では、歳入歳出の総額に約5億831万2,000円を加え、184億9,314万4,000円に設定される。この補正により、経済活動の支援や生活環境の向上が図られる予定である。
また、令和6年度の一般会計予算案も上程された。市長の施政方針によれば、昨年度のイベントにおける経済効果や新たな事業の展開が強調され、特に災害時の水道確保に向けた施策が重要視されている。新たな浄水設備の整備により、日々の水供給体制が強化される予定であり、これは市民生活に直接影響を与える。また、東沢バラ公園内には、子ども向けの噴水広場が整備されることが提案され、子育て環境の向上が図られる見込みである。
議第15号の「村山市犯罪被害者等支援条例」は、犯罪被害者の支援を目的として新たに制定され、令和6年4月から施行される見込み。市民の安全と支援の強化を目指した取り組みであると説明された。
さらに、議第22号として村山市介護保険条例が改正される。これにより、低所得層の介護保険料が月額5,800円から5,300円に引き下げられる見込みだ。このような施策は、介護を受ける家庭の経済的負担を和らげることが期待されている。
市長は、「地域における子育て環境の整備や、高齢化社会に向けた福祉施策は、今後も優先すべき課題である」と述べた。
会議ではその他にも、職員の給与改定や勤務条件に関する条例案が上程され、これらの案件についても質疑が交わされる見込みである。会期中は、予算特別委員会が設置され、詳細な審査が行われる予定である。