令和2年3月18日、天童市議会は令和2年度予算案を含む多くの議案を審議し、原案通り可決した。この会議は全議員が出席し、重要な議案が整然と進められた。
本会議では、令和2年度の一般会計予算を中心に、国民健康保険や介護保険特別会計など、合計25件の議案が一括して審議された。各議案については、予算特別委員会に付託された後、慎重に審査が行われた結果、全議案が原案の通り可決されることが確認された。
特に注目を集めたのは、山本信治市長による報告であった。市長は、設計費約2,547万円の負担で中止となった枡賀公園の貯水槽工事に関する責任を明らかにした。市長は、工事の中止後、非常に多くの地域住民に影響を及ぼしたとして、これまでの経緯を説明し、再発防止策として各課の連携を強化すると述べた。
また、議第104号の提案に対し、議員から提案理由の不明確さや責任所在についての指摘があった。狩野佳和議員は、市長と副市長両者の減額が市民に示すべき責任感に見合っていないとの考えを示し、更なる説明を求めた。
議会は、議案審議のほか、閉会後の継続調査の申し出も決定した。これにより、今後の議会運営全般における向上を図る方針が強調されている。締めくくりに市長は、市政における透明性及び迅速な対応を実施する意向を示し、全市民への感謝の言葉を述べた。議会の決定は、市長の方針と今後の施策に大きな影響を与えるものと見られている。