令和元年12月20日、天童市議会が定例会を開き、予算関連の審議が行われた。
市議会では全員出席のもと、令和元年度の一般会計補正予算に関する議題が中心となった。
「議第44号には、一般会計の補正予算(第7号)」が含まれており、審査の結果、原案通り可決された。予算特別委員会の水戸保委員長は、「2日間の審査を経て、全員異議なく可決すべきと認定」と述べた。
続いて、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計など多くの特別会計の補正予算が議題に上がり、すべての原案が可決された。「これにより市民福祉の向上や行政サービスの向上を図りたい」と水戸保委員長が強調した。
今回の議会では、特に注目されたのが「山形市との連携中枢都市圏形成」の議案である。「この協定を結ぶことで、経済的な連携を強化し、地域の発展を目指すことが重要」との意見が多く寄せられた。ただし、石垣昭一議員からは、広域連携に対する懸念が示され、声の反映が難しくなるという指摘もあった。
そのほか、災害弔慰金に関する条例改正や、高齢者健康福祉施設の名称変更が行われることとなり、篤志家たちの意見も数多く寄せられた。
「新たな名称は市民に親しみを持たせ、利用を推進するもの」との趣旨の答弁があった。
この日は、すべての議案が原案の通り可決。市長の山本信治氏は、「市民生活の向上を進めるため、迅速に対応する」と挨拶を行い、定例会は閉会に至った。
天童市議会では、今後も市民福祉向上に向けたさまざまな施策を推進していく意向を示している。