令和元年12月6日、天童市議会は第5回定例会を開会した。議会は、会期について15日間、12月20日までと決定した。これにより、全22名の議員が出席した中、初めに会議録署名議員として、古澤義弘、熊澤光吏、笹原隆義の3名が指名されることとなった。
また、佐藤雅事務局長による諸般の報告が行われた。報告の中で、議会事務処理状況及び今定例会に出席する職氏名が配付されたことが伝えられた。
続いて議第62号、天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について、山本信治市長が提案理由を説明した。現委員の任期終了に伴い、後任として清野由華氏を選任することが提案された。この件に関しては質疑が行われず、異議もなく承認された。
次に進んだのは、議第44号、令和元年度天童市一般会計補正予算(第7号)についてである。こちらの補正予算は、既定予算に対し1億8,037万4,000円の追加を行うもので、歳入歳出予算は274億4,204万6,000円へと変更される。市税や地方交付税の増加、民生費の増額など多岐にわたる内容が含まれており、豊かな市政実現に向けた支援策が積極的に盛り込まれている。
さらには、複数の特別会計補正予算も提案され、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療などが既定の予算に対し、柔軟な財政運営が求められている状況が反映されていた。特に、民病院に関しては収益課題に直面しており、早期退職者の増加が影響し、今後の戦略が注目されるといえよう。
また、災害弔慰金の条例改正が提案され、韓国での災害に触れ、犠牲者慰霊の意義について議論が行われる見込みである。
議会は一連の議案に対し、今後の審査と結果報告が予定されており、議会の集中的な運営が今後の地方行政に影響を与えることとなる。議会運営の透明性と市民への情報提供の重要性が再確認された。