令和3年度第6回天童市議会定例会が開会した。
本会議は12月6日午前10時より、村山俊雄議長のもと全議員が出席して行われた。議会運営委員長の鈴木照一氏が会期について報告し、会期を本日から12月20日までの15日間と決定した。
続いて引き続き、会議録署名議員として、渡辺博司議員、武田正二議員、水戸芳美議員の3名を指名した。
諸般の報告として、議会事務処理状況などが湯村耕司事務局長から報告される中、議第28号から第43号までの16件の議案が一括で議題に上がった。特に、一般会計補正予算(第7号)の概要が、市長の山本信治氏により説明された。この補正予算には、8億3,526万9,000円の追加が含まれ、歳入は303億3,806万8,000円とされる。
歳入の主な内容には、市税の増額や地方交付税の増額、新型コロナウイルスワクチン接種事業に関連する国庫支出金の増額などが挙げられた。歳出には、民生費、衛生費の増額などが含まれており、特に子育て支援やコロナ対策に重点が置かれる。また、山本市長は「市民の生活を支えるため、迅速な予算執行を求める」との姿勢を示した。
次に、新関茂副市長が予算議案の詳細について述べ、その中でICT化の推進や出産支援給付金に関する施策が紹介された。この給付金は、県と連携して出産時に支給されるもので、1件当たり5万8,000円が支給される。
それに続く議題では、予算特別委員会の設置が提案され、議第28号から第35号の予算議案について委員会審査が行われることが決定した。引き続き、残りの議案についても各常任委員会に付託し、その結果については12月20日の本会議で報告される予定である。
最終的に、議長は本日の議事日程を全て終了とし、午前10時27分に散会した。今後の議会活動が市民にとって重要な施策を実現するための鍵とされ、議員全員はその重責を再確認していた。