令和5年6月定例会が開会された。
議長の村山俊雄氏は、議会運営委員長の報告に基づく会期決定の際、会期を6月5日から6月19日とする旨を述べ、全議員の異議なしで確認した。
また、会議録署名議員には熊澤光吏議員、笹原隆義議員、三宅和広議員を指名した。
続いて、山本信治市長が諸般の報告を行う。
令和4年度の予算繰越明許費や工業団地整備、土地開発公社の経営状況、情報公開条例の運用状況に関する報告がなされた。
市長は、情報公開制度の運用において219件の請求があり、そのほとんどが公開されていると強調した。
特に、報第3号の報告では、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業や小学校トイレ改修事業など、数多くの事業が繰越された背景や理由について説明された。また、報第4号では、工業団地整備事業に関する土地利用履歴調査が繰越されたことが伝えられた。
市長の報告後、議会運営委員長の鈴木照一氏は、報告された内容に関する質疑を行ったが、質疑は行われなかった。
その後、農業委員会の委員任命について議第9号から議第27号までの19件が一括審議され、同意を得た。
四つの議案、特に天童市学校給食センター炊飯施設整備工事の請負契約締結の審議が行われた。
この工事は、鉄骨造平屋建てで約1億8,480万円で落札された。
さらに、令和5年度一般会計補正予算(第2号)が提出され、歳入歳出がそれぞれ284億3,851万3,000円に増額されることが報告された。
この予算は、生活保護や新型コロナウイルス等関連事業の支援や補助金をはじめとする多岐にわたる支出が含まれる。
市長は、物価高騰対応の施策も続けていると説明し、特に地域経済の支援を強調した。
最後に、議案及び請願陳情の付託を行い、各常任委員会に付託された案件が紹介され、散会した。