令和5年3月20日、天童市で定例会が開かれ、重要な議案が次々と可決された。特に、予算案に関する議論が大きな焦点となった。
会議では、令和5年度の一般会計や国民健康保険特別会計の予算案が提出され、全員一致で原案可決となった。特に、一般会計予算について、予算特別委員長の山口桂子氏は「慎重に審査を行い、原案を可決すべきとの結論に至った」と述べ、議論をまとめた。
また、特別職の給与に関する条例の改正も重要なポイントであった。総務教育常任委員長の山崎諭氏は、報酬の引き上げを提案し、特に消防団員の報酬改定も含まれていることを強調。多くの議員から賛同が得られ、この改正案も可決された。現行の報酬を上回らない範囲での改定に対する賛同が多かった一方で、渡辺博司議員は、「市民の負担増加を考慮するべきだ」と反対意見を示した。
さらに、敬老金に関する改正案では、支給対象者の年齢が満80歳から77歳に引き下げられることが承認された。環境福祉常任委員長の水戸芳美氏は、これによる市民の喜びや地域社会の絆の強化を期待する発言をした。
会議の終盤、議長の村山俊雄氏は、市の施政方針や今後の計画に触れ、地域経済の復興と市民活動の再活性化に向けて努力を続けるとの意気込みを表明した。本定例会はこれらの重要事項が一連の流れで審議され、全ての議案が可決されたことをもって幕を閉じた。