令和2年5月1日、天童市議会臨時会が開催された。
今回の会議では会期、および議日程の決定が重要なテーマとなっている。全ての議員が出席した中、議会運営委員長の遠藤敬知議員が提案した会期は、1日のみとの報告があり、異議なく決定された。
また、会議録署名議員として松田光也議員、山口桂子議員、石垣昭一議員が指名され、その後諸般の報告が行われた。事務局長の湯村耕司氏が、出席通知が挙げられたことを伝えた旨報告した。
続いて、第4議題の令和2年度天童市一般会計補正予算(第1号」が提案された。この補正予算は、国の新型コロナウイルス感染症対策に基づいており、特別定額給付金が大きな柱であり、給付対象者一人につき10万円の支給を行うものである。山本信治市長は、補正後の歳入歳出予算総額は325億3,600万円に達し、補正内容や財源の詳細を述べた。
質疑では、狩野佳和議員が会計年度任用職員に関して質問。佐藤雅総務部長は、4名の職員についての予算化やその期間を明示し、時間外手当の見積もりについても説明を行った。また、民生委員に対し謝礼を支給する理由や、独居老人世帯への対応についても議論が交わされた。伊藤和子議員が独居老人への注意喚起についての質疑を行い、佐藤総務部長が連休明けに民生委員協議会への依頼を行う意向を示した。
後の質疑が終了後、討論はされず、賛成多数により補正予算案は原案通り可決された。議長の山崎諭氏は、今後の細部調整を議長に委任することも提案し、全日程が終了した。この日の会議は、全体の流れとともに、コロナ対策の補正予算に焦点が当たった形となった。