令和2年11月30日、天童市議会の臨時会が開催され、新たな条例改正が可決された。
この臨時会では、主に天童市特別職の給与に関する条例の改正が議題に上げられた。市長の山本信治氏は、今般の改正が人事院や山形県人事委員会の勧告に基づいていると説明した。改正内容には、期末手当の支給月数を0.05か月引き下げることが含まれている。
市長はまた、12月定例会において自身の4期目の所信を述べることも予告した。この績の中で、議会に対する理解と支援を求めた。議会運営委員長の遠藤敬知氏は会期及び議事日程について報告し、臨時会は本日限りで決定されることが確認された。
質疑の際、伊藤和子議員は今回の改正が一般職の給与に与える影響について懸念を示し、「官民格差が問題にされる中、この改定が一般勤め人にどう影響するかが心配です。」と質問した。この質問に対し、佐藤雅総務部長は、令和3年度以降も支給月数が続くことを明言し、会計年度任用職員への影響はないと回答した。
質疑は終了し、討論も行われなかったため、議長は採決の手続きに移った。最終的に議第71号の可決に対する異議はなく、原案通り可決された。これにより、天童市の特別職の給与改正が法的に認められることとなった。
議会は、改正内容の整理を議長に委任し、午後1時40分に閉会した。議長を務めた山崎諭氏が議事を締めくくり、会議録の作成に必要な署名も行われた。